小松重男 蚤とり侍

小松重男さんの蚤とり侍を読みました。

 

ストーリーは「猫の蚤とりになって無様に暮らせ!」

主君の逆鱗に触れた長岡藩士・小林寛之進は、

猫の蚤とり―実は“淫売夫”に身を落とす。

下賎な生業と考えていた寛之進だが、次第に世に有用な、

むしろ崇高な仕事だと確信する。

ところが政権が変わり、蚤とり稼業が禁止に。

禁令の撤廃を願い出る寛之進だが…。(表題作)

江戸の浮き世を懸命に生きた愛すべき人々の物語、全六編。

 

蚤とり侍

唐傘一本

一世一代

鰈の縁側

代金百枚

年金奉公

 

映画化ということで興味を持ち手に取りました。

長編小説だと思ったら短編集だったのでちょっと拍子抜けでした。

江戸時代の様々な職業が出てきますが、

今では考えられないような仕事が沢山ありユニークな時代でも

あったのかなと思いました。

時代小説なので少し読みづらいかと思いましたが、

べらんめえ口調があったり、言い回しが古風だったりして

独特な表現があって多少分かりずらいところもありましたが

思っていたよりも読みやすかったです。

 

近年になりやっと女性が社会進出してきて

男女が平等になりつつと思っていましたが、

ここに登場する女性は今の時代の女性よりも

鼻っぱしが強くて、男性も丸め込んでしまう潔さがあり

吃驚してしまいます。

こうゆう女性が粋な女性なのかもしれないですが、

その相手の夫になる人達は肩身が狭い思いをしているので

少し可哀想な気もしました。

どの時代にもこのような人がいるかと思いますが、

夫に隠れず堂々と色恋沙汰をしているのには驚きです。

 

それぞれの短編にはオチがついて面白くてクスクスと

笑えるものもありますが、「年季奉公」はそんな事がなく

悲しい結末でこうゆう庶民の人の方が多いのかなと

想像してしまいました。

 

たまにはこのような時代小説で現実からとことん離れた時代を

楽しみながら読んでみるのも良いかと思いました。

個人的にはもう少し現代言葉で書かれていると

読みやすいですが。

 

この作品では短編だったので

映画では阿部寛さん、豊川悦司さんがどのように長編として

演ずるのかとても気になるので何かの機会があったら観てみたいです。

 

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2018.07.11 Wednesday | 読書19:50comments(0) | - | by yumi

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2018.07.16 Monday | - | 19:50 | - | - | by スポンサードリンク
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