湊かなえ 未来

湊かなえさんの未来を読みました。

 

ストーリーは「こんにちは、章子。

わたしは20年後のあなたです」ある日、

突然届いた一通の手紙。 送り主は未来の自分だという……。

『告白』から10年、湊ワーールドの集大成!

待望の書き下ろし長編ミステリー!!

 

告白からの10年で湊さんの集大成ということもあり、

未来というタイトルでもあったので今までのテイストとは違ったり、

明るい未来が見えたりするのかと想像して読んでいましたが

読み進めていうちにどんどんと重くなり途中ではとても

読むにはきついなと思う箇所がありました。

けれど初めの未来から突然届いた手紙からラストに

辿り着くには予想外な展開に驚かされてしまいました。

 

章子の視点から描かれている子供の頃の手紙の部分は、

子供ということもあり漢字が少なく平仮名が多いので

少し読みづらかったです。

 

章子の視点の他にも様々な子供の視点から

エピソードが描かれていますが、

貧困、いじめ、DV問題、近親相姦、AV強要詐欺、放火などと

現代社会にも問題になっていることが様々盛り込まれていますが

これを読んでいるだけでも辛くてやるせない気持ちになってきます。

その反対にと大人って何だろうという気持ちにさせられます。

大人が招いたことなのに何故子供達がこんな目に遭わなければ

いけないのだろうというと思います。

 

けれどどの子供達もいつか幸せが来ることを望みながら、

自分が出来ることだけを必死に生きている所が

せめてもの救いのあるところだったと思います。

 

大人によって苦しんでいることがあったのならば、

助けを求めること。

本文中にあった

世の中にはちゃんと話を聞いてくれる大人がいるんでしょう?

日本中からこれだけの人たちが集まってきているんだよ。

子どもが多いけれど、ちゃんと大人もいる。

心から訴えれば、誰かが耳を傾けてくれると思わない?

これがこの作品の中では一番言い伝えたいことだった

のではないかと思えました。

 

湊さんの作品はイヤミス感がある作品が多いですが、

今回もその要素が沢山ありますが、

少しだけラストに希望の光が見えたので

今回は少しすっきりした気持ちになれました。

 

ミステリーとしてはエピソードの部分から伏線が

あちこちに散りばめられていて、

ラストに大どんでん返しがあり、

またやられてしまったなという湊ワールドは健在の作品でした。

 

 

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2018.07.04 Wednesday | 読書18:10comments(0) | - | by yumi

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2018.11.20 Tuesday | - | 18:10 | - | - | by スポンサードリンク
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