川口俊和 コーヒーが冷めないうちに

川口俊和さんの『コーヒーが冷めないうちに』を読みました。

 

ストーリーはお願いします、あの日に戻らせてください―。

「ここに来れば、過去に戻れるって、ほんとうですか?」

不思議なうわさのある喫茶店フニクリフニクラを

訪れた4人の女性たちが紡ぐ、家族と、愛と、後悔の物語。

第1話「恋人」結婚を考えていた彼氏と別れた女の話

第2話「夫婦」記憶が消えていく男と看護師の話

第3話「姉妹」家出した姉とよく食べる妹の話

第4話「親子」この喫茶店で働く妊婦の話

 

恋人との別れというのも辛い経験だと思いますが、

やはり家族との別れ、夫婦の間での大事な絆が消されていくということ

そして家族との大切な思い出との別れというのは

何事にも変えられないものがあって

心打つものがありぐっと胸を締め付けられる思いがします。

過去にもし戻れるとしたら

例え難しいルールがあったとしても

それを何としてでも守ってでも

きっとこの登場人物と同じようなことをすると思います。

 

例え過去に戻って未来の状況が変わらないとしても

あの時のあの一言を言っておけば良かったなという

場面には歳を重ねるごとに多くなっていくような気がします。

 

それぞれが未来が変えられなくても

過去に戻って伝えたい言葉。

なぜそこまでして過去に戻るのだろうかと思うかもしれないですが、

それはやはり人の心が変わるからだろうと思えました。

たった一言の大事な言葉が言えないだけで

これだけの人生を変えてしまうのだから

言葉というのは本当に大切だということが分かります。

人生を悔いなく生きるなんて大変なことだとは思いますが、

せめて大事な言葉を発する時には

心を込めて言葉を伝えていきたいなと思われました。

 

ストーリーは好きなのですが、

喫茶店という設定のせいか情景描写が粗削りのようで、

心理的描写なども乏しく全体的に少し物足りなさを感じました。

登場人物の名前もあまり馴染みのないものなので

いま一つ親近感が無く性別が少し分かりずらかった気がします。

 

本の帯や前評判などでは4回泣けますと書かれていましたが、

そこまで感情移入することが出来なかったですが、

センチメンタルな気分にさせられます。

 

とても読みやすくて一気に読めてしまったので

コーヒー好きな方はコーヒーを飲みながら

ゆっくりと読むには良いかと思います。



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2017.03.13 Monday | 読書17:14comments(0) | - | by yumi

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