有川浩 ストーリー・セラー

有川浩さんの『ストーリー・セラー』を読みました。

ストーリーは妻の病名は、致死性脳劣化症候群。
複雑な思考をすればするほど脳が劣化し、やがて死に至る不治の病。
生きたければ、作家という仕事を辞めるしかない。
医師に宣告された夫は妻に言った。
「どんなひどいことになっても俺がいる。だから家に帰ろう」。
妻は小説を書かない人生を選べるのか。
極限に追い詰められた夫婦を描く、心震えるストーリー。
「Story Seller」に発表された「Side:A」に、
単行本のために書き下ろされた「Side:B」を加えた完全版。

「side:A」と「side:B」と二つの短編が入っています。
「side:A」では小説家の妻が亡くなってしまうというストーリーで
「side:B」では小説家の妻の夫が亡くなってしまうというストーリーに
なっていますが、「side:B」では途中からこれは小説なのか、
それとも現実なのかと境目が分からなくなり時空を彷徨っていた感じでした。

ダ・ヴィンチで恋愛小説部門で第1位というので手に取り
かなり期待をして読んだのですが、
はっきりとしない終わり方だったので
少し期待外れではありましたが、
どちら側の妻にしても、これだけ夫から至れり尽くせりで
頼もしく心優しくて羨ましいなと思いました。
こんなに良い夫であるのはもしかしたら、夫の元々持っていたモノではなく、
妻が夫に対する好きでたまらなく、いつまでも自分だけのものにしていたい、
という気持ちが強くそれが夫に伝わっていたから
そうさせたのかとのも思えました。
特に二つのストーリーのラストを迎える時には、
お互いの優しさが愛に溢れていて心打たれます。

小説家の心情が事細かに書かれていて現実味があったので
やはりこれは有川さんの現実の話か、
それとも願望かなとも考えてしまいました。

様々に想像させられるからこそ、
深い愛の形だと思えたりと一言では書きつくせない思いが多々ありました。
夫婦の在り方や大切な人を思う気持ちをまた考えさせられた作品でした。


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2016.04.28 Thursday | 読書19:57comments(0) | - | by yumi

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