三島有紀子 しあわせのパン

三島有紀子さんの『しあわせのパン』を読みました。

ストーリーは北海道の静かな町・月浦に若い“夫婦”が営むパンカフェがあった。
実らぬ恋に未練する女性、出ていった母への思慕から父を避ける少女、
生きる希望を失った老夫婦が次々と店を訪れる。
彼らを優しく迎えるのは、二人が心を込めて作る温かなパンと手料理、
そして一杯の珈琲だった。
特別付録として絵本「月とマーニ」を巻末に収録。

三島さんの作品は初めてで映画化にもなっていて気になって手に取ってみました。
大自然の中で美味しい食物とタイトル通りに
美味しいパンが沢山出てくるので読んでいてお腹が減ってきてしまいます。
パンの種類も様々出てきますが、
自分で育てた野菜などが美味しそうに調理されいる様子が
書かれているので想像するだけで幸せな気分になります。
特別付録の絵本も良いですが、この作品の中のメニューのレシピが
あったらもっと良いのにとも思いました。

世代や環境の違う様々な悩みを持った人達がこのお店にやってきます。
そんな人達を温かいパンと手料理と一杯のコーヒーでおもてなしをしてくれて、
それぞれがまた笑顔で帰っていき、新たな人生を歩んでいき
こんなお店があったら是非行ってみたいと思いました。

料理が美味しいのは上手というのもあると思いますが、
店を営んでいる二人、特にりえさんの心が温かいからこそ
その愛情がお料理にも伝わりお店に来る人達の心にも
伝わっているのかと思います。

りえさんの料理は大切に育てられた食材を使い、
大切に料理をする。
大切に作られた道具を大切に使い長く使うということも尊敬できます。
なかなかこうゆう思いをしながら日々の生活は出来ないと思うので。

中でも老夫婦のお客さんの話はとても切なかったです。
結婚したての頃に来たお店にまた来ることになり、
最後の晩餐にと思ったら、温かいパンが奇跡を起こし
また新たに再出発をする。
こんな魔法のようなパンに出逢えたらみんな幸せになれるかと思いました。

このようなお店でなくても、
誰でも何か記憶の中で大事にしている物、大事な場所、時間など
それがふと記憶から出てきたら大切にしていかないといけないなと思いました。
何かの時にきっと役立つかと思うので。

りえさんもここまでの人柄になれたのは、
過去に辛いことがあり、それを乗り越えてきて今に至り、
そして一緒に働いている水縞くんもそれに共鳴して
お互いに成長できているのかと思います。

読んでいるだけで心の中がほっこりと温かくなるのでお勧めです。


しあわせのパンの公式HPはこちらです。 
 http://shiawase-pan.asmik-ace.co.jp/index.html




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2013.07.27 Saturday | 読書12:21comments(0) | - | by yumi

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