米澤穂信 ボトルネック

米澤穂信さんの『ボトルネック』を読みました。

ストーリーは亡くなった恋人を追悼するため東尋坊を訪れていたぼく。
何かに誘われるように断崖から墜落したずだった。
ところが気がつくと見慣れた金沢の街にいる。
不可解な思いで自宅へ戻ったぼくを迎えたのは見知らぬ「姉」。
もしやここでは、ぼくは「生まれなかった」人間なのか?
世界の全て自分に対して臆病などを描いた青春ミステリー。

「このミステリーがすごい!2010年度 作家別投票第1位」
という帯に惹かれてこの本を手に取り、初めて読む作家さんです。

序章や終章が加わり、その他に本来のストーリーがあって
この手の小説ではあまりないので丁寧に描写されているなと思いました。
主人公のぼくであるリョウの心境などはまさに青春まっさかりの
気持ちが沸々と書かれていて、生き生きしていると思いました。
そして舞台にもなっている金沢の情景も事細かく描かれているので、
情景を浮かべるにはとても良かったです。
けれどこのミステリーを解くのは少しややこしかったです。
私の場合は1回ではぴんとこなくて、ストーリーがある程度展開して
定まっていないと分かりにくい感じでした。
例えていうならば鏡を照らし合わせて見て比較してみないと
分からないという感じです。

ネタばれになりますが、
結局リョウは異なる世界に迷い込んでしまいます。
それにしてもこの思春期という時期にこんな事になったら
自分の居場所は何処だろうか、本当の自分とは何だろうかと
考えてしまうかと思います。
それでもリョウは「自分がいる世界」と「自分のいない世界」で
自分を探していたけれどリョウにとって本当に良かったのは
どちらだったのかと少し考えてしまいました。
もし自分がいる世界といない世界を経験したら
どんな複雑な気持ちになるのだろうかと・・・

最後までしっかり読んだつもりですが、
少し物足りなさが残ったので、もう少し補足して欲しい部分もありました。
なんとも不思議な感覚のミステリーでした。

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2010.07.07 Wednesday | 読書13:08comments(0) | - | by yumi

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2019.12.11 Wednesday | - | 13:08 | - | - | by スポンサードリンク
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